めぐみ歯科医院
TEL 0465-85-0008
神奈川県足柄上郡大井町上大井104-1

小児歯科

小児歯科とは

子供の歯は生え変わるから、とそのままにしていませんか?

乳歯期の虫歯が永久歯への生え変わりだけでなく、成長期の発育にまで大きな影響を与えてしまうこともあります。
小児歯科は、お子様の歯並びや虫歯を治療し、口元全体の管理をすることで、お子様の健やかな成長を、歯科医の立場から支援致します。歯が生え始めたら受診をされ、お母さんと一緒になって、健康で丈夫な美しい歯を育てて行きたいと思っています。

歯医者って怖くない?

歯医者に行くのをいやがるお子様は多くないですか?

歯医者ってこわいところだと思っているからでしょう。
リラックスさせてあげることで、治療への恐怖心を和らげることができます。
 
当院では、診療台をオープンにしていて、常にご家族の目に届くように配慮しています。また、コミュニケーションを取りながら治療するので、リラックスして治療に臨むことができます。
どんなに泣かれても、暴れられても、保護者の同意があればしっかり治療などの対応をします。 (障害者の方も中学生ぐらいまでなら大丈夫です。)
※今使われている歯ブラシをお持ち下さい。指導やアドバイスを致します。

乳幼児期の診療のポイント

子どもはなぜ虫歯になる?

生まれたての赤ちゃんのお口の中には実は虫歯菌がいないことを知っていますか?実は、大人が赤ちゃんにキスをしたり、大人が使ったお箸で食べ物を与えたりすることで赤ちゃんに虫歯菌がうつるのです。
それでも赤ちゃんとのスキンシップは大事ですし、なかなか完全に虫歯菌を移さないようにするというのは難しいものです。
1歳半の検診では虫歯のあったお子さんは2%だったのが、3歳の検診では20%に増えているという結果が出ています。わずか1歳半~3歳までの間に虫歯がある子が10倍に増えたということです。
当院ではお母さんにはしっかり赤ちゃんとスキンシップをとってほしいから、口内を健康に保つ習慣をつけるようにしてほしいと思っています。当院がお勧めするのは、2歳の時に仕上げ磨き、間食のルール(だらだらと食べない、食べる時間を決めるなど)に慣れさせるという習慣をつけることです。この習慣で、お子さんの歯への意識を高めることで今後変わってくるものがあるのではないでしょうか?

この時期の予防

必要に応じて「口を開ける」習慣を

歯がまだ生えていなくても毎食後はガーゼで口の中を拭いてあげましょう。その時、お母さんが赤ちゃんのお口の中を見てあげる習慣をつけましょう。口を開くことへの抵抗をなくすことで、歯医者さんでもスムーズな診察ができるようになります。

3歳から「自分で歯磨き」と「仕上げ磨き」

3歳になったら、お子さん自身に歯磨きをさせてみましょう。下手でも構いません。ここで大切なのは「自分で磨く」という習慣をつけさせること。もちろん、そのあとに大人が仕上げ磨きをしてあげてください。歯磨きタイムは歌を口ずさんであげるなど工夫し、「歯磨きは楽しいもの」という印象を持たせてあげましょう。

乳歯の虫歯は放置しないで!

「乳歯は生え変わるから虫歯になっても大丈夫」なんて思っていませんか?とんでもありません。乳歯の健康は、その後生えてくる永久歯の状態やあごの成長にも大きくかかわるのです。乳歯だからといって軽視するのではなく、定期的に歯科検診を受けさせてあげましょう。

学童期の診療のポイント

乳歯の健康が、永久歯のバランスを左右する

6~12歳は、乳歯が永久歯に生え替わる大切な時期。「そのうち生え変わるから」と、乳歯の虫歯を放っておくのは禁物です。永久歯は、乳歯の歯根を道しるべに生えてきます。その乳歯が虫歯に冒されていると、永久歯が乳歯を異物と認識して別の位置から生えてしまったり、周りの永久歯が傾いてきたりといったトラブルの原因になります。
また、乳歯に虫歯が多いとよく噛めず、あごの成長を妨げ永久歯の歯並びにも影響してしまうのです。当院では、永久歯をキレイに生やす手助けも行っています。

この時期の予防

定期検診を受けましょう

上でも述べたように、乳歯の健康はそのまま永久歯の健康や歯並びに影響します。乳歯は永久歯に比べてもろく、虫歯になりやすいので、定期的に歯科医院に通って健康状態を確かめましょう。また、この時期にフッ素塗布などを行うのも効果的です。

丁寧に歯磨きを

乳歯もそうですが、生えたばかりの永久歯も虫歯にかかりやすいので、1日1回歯磨きをさせましょう。歯科医院で正しいブラッシング方法の指導を受けるのもおすすめです。

癖は直そう

キレイな噛み合わせをつくるために、指しゃぶり、爪噛み、くちびる噛み、舌を噛む、頬杖をつく、うつぶせ寝などの癖は直してあげましょう。また、あごの成長を促すために良く噛んで食べるように教えましょう。

この時期にお勧めな歯並び矯正

小さな頃からの指しゃぶりなどの癖によって、歯並びが乱れていませんか?
この学童期に治しておくと、大人になってから治療するより短期間で、費用も比較的安く治療することができるでしょう。
大人になってから治療器具をつけることを敬遠し、なかなか治療できないでいる方もいらっしゃいます。お子様が楽しいときにはいつでもおもいっきり笑えるように、歯並びの治療を考えてみてはいかがでしょうか。
当院では非抜歯、歯を抜かない矯正方法に対応しています。是非一度、ご相談ください。

幼児の歯磨きのポイント

乳児期の歯の手入れ

上の前歯は、むし歯を作りやすいところです。就寝時の授乳は、むし歯ができやすくなります。
上の前歯が生え初めたら、ガーゼで上唇と上の歯の間に貯まったミルクをやさしく、ふき取って下さい。お口の中をさわることは歯みがきをする為の練習にもなります。
上の前歯どうしの隙間がない場合、むし歯を作りやすいので歯みがきを始めます。水だけをつけた歯ブラシでみがきましょう。

乳児(3歳未満)の口腔ケア

寝かせみがきが基本。歯みがき剤は使用せず、水だけでみがいてください。
小さなお子さんには歯ブラシを持たせる必要はありません。お母さんがすることによって時間短縮ができ、歯みがきの回数も増え、親子のストレスの軽減にもなります。
幼児の歯ブラシは小さめを選んでください。
嘔吐反射の強いお子さんは毛先の短い物を使って下さい。

お子さんが噛んでしまい、すぐに広がってしまう場合にはお子さん用の歯ブラシと、お母さん磨き用の歯ブラシを2本用意して下さい。
歯ブラシの持ち方の基本は鉛筆にぎり。歯の隅々まで細かく磨くことが出来ます。
お子さんが暴れる場合は、保護者の方の太腿の間に頭をはさみ、お子さんの肩の上に足を乗せるようにすると動けません。磨き始めたら最後まで磨くのが大切です。
磨かせてくれるようになったら、「お膝みがき」、「立たせみがき」を試してみて下さい。


前歯をみがく場合、小さなお子さんはいやがることが多いです。歯ブラシで歯ぐきや小帯(唇と歯ぐきをつなぐスジ)を痛めることがよくあるためです。
前歯をみがく場合は上の歯では人さし指を歯にあてるか(右の写真)親指や人差し指で歯ぐきの小帯を押さえるようにして(右の写真)、指にそって歯ブラシを動かすとうまくみがくことができます。歯を磨くのに強い力はいりません。
細かく歯ブラシを横に動かし、歯ブラシの毛先で軽く磨くのがこつです。2本ずつみがくようにしましょう。

上の前歯の裏側は歯ブラシを立ててかき出すようにみがきます。
寝かせみがきを行っているときには、保護者の方の顔にしぶきがかかってしまいます。
そこで親指をそえて、歯ブラシを親指にあてるようにするとかかりません。
1本ずつ丁寧にみがいて下さい。


下の前歯を磨くときも上の前歯の時と同様のみがき方で行いますが、親指を歯の先端に当て指にそって歯ブラシを動かすとうまくみがくことができます。

上の奥歯の外側をみがく場合は口を大きく開けるとあごの骨の構造上、歯ブラシが入りません。かませるか、少しだけ口を開けさせて、磨くのがポイントです。奥歯の溝はゴシゴシみがいてもかまいません。


下の奥歯の裏側は、とても磨きづらいところです。お子さんは歯ブラシを舌で押し出そうとします。そこで、舌の裏側に歯ブラシを入れるようにしてみがきます。
生えかけの奥歯は横から1本だけみがくようにしましょう。6歳前後になると乳歯の奥に大人の歯(右の写真)が生えてきます。これが6歳臼歯です。
6歳臼歯は1番大切な歯ですが、溝も深く複雑で、むし歯になりやすい歯でもあります。

生えかけの6歳臼歯をみがく場合は口の横から歯ブラシを入れて、一本だけをみがきます。6歳臼歯にはシーラントをしたほうがいいでしょう。
歯と歯がぴったりくっついている場合にはデンタルフロスを使った方が虫歯予防により効果的です。フロスを使うときは使い方の指導を受けて使用してください。

虫歯になりにくいおやつのランク

虫歯になると、歯と歯の間が短くなるため、大人の歯が並ぶスペースに影響がでて、歯並びもわるくなります。(詳しくは歯並びが悪くなる原因へ)虫歯になってから歯を治すのでなく、虫歯になりにくいおやつをあげましょう。虫歯予防にはシーラントが有効です。4~5分で保険でできます。歯医者さんにお願いしましょう。

ランク1:
おせんべい、クラッカー、キシリトール入りのガムやお菓子、スナック菓子など

甘味が少なくて、かみごたえもあり、顎の成長にも役立ちます。カロリーを考えておやつをあたえてください。

ランク2:
プリン、ゼリー、ヨーグルトなど

お口に入れてもべたべた感が少なく、飲み込んだらうがい程度でも糖分がお口から無くなる様な素材です。

ランク3:
ドライフルーツ、ラクトアイス、マカロン、クリーム系のケーキなど

歯ごたえがサクサク、サラサラしているため、ごくん、と飲み込むと案外お口の中の砂糖の停滞度のリスクはランク2より低いでしょう。

ランク4:
お団子、甘い和菓子、クッキー、チョコレート、タルト、味の濃厚なドーナツやケーキなど

あめよりはいいのですが、やはり、お口の中のPHの環境を考えると、長めに砂糖が停滞しやすいので要注意です。
食べても良いですから、すぐに歯磨きをするなどの工夫が必要になります。

ランク5:
キャラメル、グミ、あめ、乳酸飲料など

砂糖がお口の中に、最も長く滞在する虫歯の王様的なおやつです。
その上、あめは糖分が90%と高く、キャラメル、グミなどは歯にくっつくので、虫歯菌が酸を出しやすいです。
さらに、乳酸を含むおやつは当然、砂糖も含まれているため、酸の産生に拍車がかかりますので、できれば回数を減らす方が良いでしょう。

永久歯の萌出前に乳歯が脱落した場合には

乳歯奥歯の右図のような欠損を放置していると、歯は前に移動しようとするため、奥歯が手前によってきます。
そのため下から生えるはずの永久歯がきれいに生えなくなる場合があります。

その際に歯科医院において、金属のワイヤーを溶接してあるバンドを作成します。
(下図)これをバンドループといいます。

これにより奥歯が手前に傾斜して寄ってくることを防ぐことができます。

装着時の注意点は?

  • 装着したからといって歯並びが良くなりません!歯並びが悪くならないように予防するものです。
  • しっかりと清掃をしないと汚れがたまりやすいです。
    ※専門医による定期健診がお勧めです。
  • 万が一取れてしまったら来院してください、無理に入れると変形したり、外れて飲み込む危険があります。
  • 装置のメンテナンスのため来院してください。永久歯が萌出した際は装置を除去しますので必ず来院されてください。歯が出てきたのにまだ装置がついているのは逆によくありません。

費用※保険が適用できます

6,000円~

ご両親・ご家族の方へ

実際、治療を受けるお子様の心の準備ができていない状態で、治療を無理にすると歯科治療に対して恐怖・不信感につながり、虫歯等の症状が軽度な時に来院できず、結果的にお口の中が良い状態に保てないことが多々ありますので、注意が必要です。
 
お忙しい中、お子様を何度も来院させるのは、大変でしょうが、小児の治療は「慣れさせ、恐怖感を取り除き、信頼してもらう期間」が必要です。
 
また、大人の治療とは違い治療が予定通り進まないことや、本来やらなければいけない治療ができず、早めの定期的なチェックで経過観察とさせていただくこともありますことを、ご了承ください。

小児歯科Q&A

甘いおやつの与え方を教えてください

消化器官が子供は未発達なので、食事だけではエネルギーを充分摂取できず、おやつにより栄養を補う必要があります。
甘いおやつにも虫歯になりやすい物と、なりにくい物があります。
プラークを形成しやすいか、酸の酸性度は高いか、食べたあとのお口の中の影響はどうかを考えて与えてください。
飴やキャラメル、グミなどお口の中に糖分が長い間停滞するものは、なるべく避けましょう。
せんべい、ポテトチップ、などはまだ安心です。
飲み物では酸性度の高い炭酸飲料、イオン飲料も糖分が多いので気をつけましょう。


健康な歯の為に、気をつけた方が良いことはありますか?

大部分の子供は生後19カ月から33カ月の間に、親のミュータンス菌に感染します。この時期に入る前に、ご家族は虫歯などの治療をすませ、口腔を清潔にしておきましょう。
子供にも歯肉炎や歯周炎がみられるようになりました。
歯を磨くと歯ぐきから出血する場合は歯医者さんで診てもらいましょう。
寝る前の歯磨きがうまくできない、ダラダラ食いをしている、夜更かしをして免疫が落ちる、ストレスなど生活習慣病が原因です。
子供たちの心と生活のバランスに気を付けてあげてください。


集団健診は受けた方が良いですか?

健診は1才6ヵ月健診、3才健診、繰り返し健診、就学前などが主なもので、歯やあごの成長や、歯並びなどポイントになる大事な時期です。
健診はぜひ受けておきましよう。
かかりつけの小児歯科の先生を見つけましょう。
1才6ヵ月は前歯がそろい、奥歯が生えて咬み合わせが出来てきます。
食生活も卒乳の時期です。虫歯があれば飲んだ後にお茶や水を与え、お口の環境をリセットする、甘い物は飲ませないなどの注意が必要です。
3才は乳歯がほとんど生えそろいます。虫歯の他に歯並びのチェックをしてもらいましょう。
就学時は初めての永久歯が生えてきます。生え変わりの状態や、乳歯に虫歯がないか、お口の中の衛生状態も確認してもらいましょう。


シーラントとは?

シーラントとは、虫歯になっていない奥歯の噛みあわせの溝の部分に、フッ素が入っているプラスチックを流して、虫歯の予防をしようという方法です。クリニックで行います。


シーラントの適応を教えてください

シーラントは、虫歯ができやすい時期・虫歯ができやすい場所に行うと効果があります。
第一大臼歯に施されることが多いです。6歳頃には生え始めてきます。この時期は、子供が自分で満足に歯のケアをすることができないことが多く、虫歯になりやすいです。また、第一大臼歯は生えたての時は硬さが不十分ですので、虫歯の進行も早いのです。
第一大臼歯は人間の歯の中で最も大きい歯であり、咬み合わせに大切です。虫歯になりやすい・ケアが散漫になりがちであることから、お母さんがお子様のためにケアを重視してあげてください。
そのため、虫歯を予防するためにシーラントを行うことがポイントになります。
でしょうか?


シーラントの方法を教えてください

シーラントの方法は、シーラントをする歯の溝を清掃して、その溝にレジンを流します。
レジンというのは、虫歯の治療の時につめる白いプラスチックの素材です。
シーラントを行うときには歯を削りません。その代わりにシーラントは飴やグミ、ガムといった食べ物で歯からはがれてしまう事もあります。なので、歯の健診の時にチェックをしてもらいましよう。


シーラントの際の注意は?

シーラントは虫歯予防の意味では、シーラント処理をされた部分にのみ効果が期待できますので、噛みあわせの部分の溝に効果はあっても、歯と歯の間には効果がありません。
シーラント処理を行った後も、歯のケアを大切にしてください。虫歯にならないのではなく、なりにくいという意味です。
また、虫歯になってしまった歯に対しては、虫歯の治療を行いますので、シーラントは適応外となります。


フッ素を塗る時期、期間は?

フッ素は乳歯や生えたばかりの永久歯のむし歯予防に効果的です。乳歯や生えたばかりの永久歯の表面はきれいなエナメル質の結晶が整っていない場合が多く、ツルツルではありません。
つまり、むし歯になりやすいので、丈夫な歯に早くしてあげようと言うのがフッ素です。
フッ素には歯の表面を堅く丈夫にする効果と抗菌作用があります。
少なくとも一番奥の永久歯(12歳臼歯)が生えるまでは定期的にフッ素を応用した方が良いでしょう。年齢的には1歳半頃から13、4歳までです。個人差があります。
でしょうか?


お茶でうがいするのとフッ素剤を使用するのとむし歯予防の差は大きい?

お茶の渋みを出すタンニン。タンニンを形成する成分の一部がカテキンであり、日本茶には良質のカテキンが沢山入っています。
カテキンには殺菌作用、抗菌作用がありますが、フッ素にはこれに加えて再石灰化作用があります。むし歯予防の面からみるとフッ素の応用の方が効果が高いです。


おやつの与え方のポイントは?

こどもの間食は甘いものになりがちです。甘いものの食べすぎは食事時の食欲を減退させてしまいます。そのうえ糖分の消化には、多くのビタミンとカルシウムが必要とされます。糖分のとりすぎで栄養のバランスがくずれてしまいます。
3歳未満のこどもには、キャンディー類、チョコレート類は食べさせないようにしましょう。一度味を覚えると欲しがります。食べたことがないと欲しがりません。低年齢児の味覚はまだ未発達です。この時期に甘みの強いものを与えると味覚の発達が妨げられ甘党のこどもを作ってしまいます。それだけではなく、野菜などの味がよくわからなくなり、好き嫌いが多いこどもになってしまいます。

<おやつの与え方>

こどものおやつは一回の軽食ですおやつの与え方

  • 量を与えすぎない
  • 時間をきめて(ダラダラ食いの防止)
  • 栄養のバランスをよくする
  • 甘いものをとりすぎない
  • 手作りの味
  • 噛みごたえのあるものを与える
  • 買い食いをさせない様
 

砂糖だけでなく多くの炭水化物(ご飯、パンなど)は細菌によって代謝され酸が作られます。たとえば1歳6カ月児のむし歯の原因でもっとも多いのは、断乳の遅れだと言われています。
長期にわたって継続できる習慣の獲得が大切なので3歳児以上は『~を食べたらダメ』という禁止ではなく、飲食の回数を少なくすることを基本とします。

たとえば1日同じ量のジュースを飲んでいる場合でも、おやつと食事の間に飲んでいる習慣をジュースはおやつと一緒に飲み、それ以外の水分摂取を麦茶に変えるだけでもむし歯になる危険性は軽減されます。
食べ物でも同じで、お口の中に入っている時間が長いほどむし歯になる危険性は高くなります。だらだら食いが悪い理由です。


虫歯になりやすいおやつは?

お口のなかに砂糖が長く残る食物はむし歯を起こします。
 

虫歯になる可能性

お菓子

特に低い

せんべい、クラッカー

低い

バニラアイスクリーム、ビスケット

やや高い

かりん糖、ウエハース、スポンジケーキ

高い

クッキー、チョコレート、カステラ

特に高い

あめ、キャラメル、普通のガム

チョコレートを食べると奥歯の溝などにしっかりと入り込みます。
あめ類、チョコレート類は3歳になるまでは、なるべく食べさせないようにしましょう。味を覚えると、欲しがります。
チョコレートを知らないで子供は形を見ただけでは欲しがりません。たまに食べさせるのはかわいそうです。
 
1~2歳のころは味覚を発達させる為にとっても重要な時期です。この時期に色々な味(具体的には、野菜などの微妙な味)を覚えてもらわなければなりません。甘みが強いもの、味の濃いものなどを食べていると味覚は発達しません。この時期が大切です。
3歳になると社交性が出てきます。甘いものをあまりにも制限しすぎると隠れて食べるようになります。それではむし歯を作る原因になりますので、時間を決めてあげてください。もちろん、その後に歯みがきが必要です。


子供の食生活についてのテストの方法は?

『食生活自己診断テスト』
※neiはどちらでもない

質問

yes nei no

朝食はご飯を食べさせている

15 10 0

1日に2回はご飯を食べる

10 5 0

ご飯は玄米、胚芽米などが常食

5 2 0

ラーメン、パスタよりうどん、
そばが多い

10 2 0

動物性食品は肉より魚が多い

5 2 0

野菜はサラダや炒めものより煮物、
和え物派?

5 2 0

おやつはお菓子よりおにぎりや
イモ類が多い

10 5 0

清涼飲料水は飲ませない

15 10 0

スナック菓子を買う事は少ない

15 10 0

食事中テレビは消している

5 2 0

食品を購入する際『表示』は見る

5 2 0

100~80点

すばらしいです!

79~60点

かなり良いです

59~30点

あまり良い食生活ではないです

29~0点

点根本的に見直しが必要です。
ジュースやお菓子は控えましょう

むし歯は感染しますか?

お口の中のむし歯菌は親から感染すると言われています。
ただし、そのために大切な親と子のスキンシップを犠牲にする必要などありません。日頃の歯みがきの習慣を付け、フッ素を利用し、3歳になるまでは一切あめ類やチョコレートを与えないなどのことの方が重要です。
それと専門の小児歯科で定期診査を受けることもお進めします。
「おやつの与え方のポイント」を参考にされてください。


乳歯はいつ頃生えますか?

最初の乳歯が生える時期は赤ちゃんによって差があります。下の前歯から生えることが多く、早い子で生後3~4ヶ月のこともあれば、1歳になってもまだ生えていないこともあります。
歯が生えるのが遅いことは悪いことではありません。1歳半までに生えて来ない場合は歯科でレントゲンを撮影してもらってもいいです。
逆にあまりのも早く生えすぎた場合には授乳の時にお母さんの乳首を傷つけたり、赤ちゃんの舌に潰瘍を作ることもあります。場合によっては小児歯科で、とがった歯の先を少し研磨してもらいましょう。


生まれたときから歯が生えています

生まれたときから歯が生えているものを先天性歯、新生児のうちに歯が生えてくるものを新生歯と言い、ほとんどが下の前歯です。
授乳の障害になることがあり、特に母乳の場合はお母さんの乳首を傷つける場合もあります。
 
また赤ちゃん自身の舌などに歯が当たり傷つける場合もあります。特別な歯ではなく、ただ乳歯が早く生えてしまったものです。
対処法としてはとがった歯の先端を削り、丸くします。しかし、歯の根がほとんどなく、動揺が激しい場合には抜歯します。
抜歯するのは乳歯ですので、永久歯が生えてくる5~6歳まで歯がない状態となります。


乳歯でかみ合わせが逆(反対咬合・はんたいこうごう)です

奥歯がまだ生えていない1歳前後のお子さんでは、かみ合わせが安定しておらず自然と改善される場合もあります。
前歯の生える方向に問題がある場合と、顎自体の成長に問題がある場合があります。
 
生える方向が悪い場合でも適切な時期に治療を始めないと顎自体の成長にも問題が起こってきます。乳前歯が永久歯に生え代わる時に自然と改善される場合もあります。
 
もっとも早い時期に矯正治療が必要な不正咬合のひとつで、小学校1年生前後から開始することもあります。反対咬合のお子さんで永久前歯が乳歯が抜けずに裏の方から生えてきた場合、乳歯を抜けば、舌の力で何にもしなくとも自然とかみ合わせが治ることがあります。小児歯科の専門医にご相談下さい。


乳歯でかみ合わせが深い(過蓋咬合・かがいこうごう)のですが

上下の歯をかみ合わせて下の前歯が見えないようなものを過蓋咬合と言います。
乳歯の間は特別な治療は必要ありませんが、奥歯のかみ合わせからずれている場合は永久歯に生え代わるときに上顎前突に移行することがあります。
注意が必要なかみ合わせです。
小児歯科の専門医で診てもらっていた方がよいでしょう。


嫌がるのに無理に歯みがきするのは悪影響ですか?

そんなことはありません。
正確に歯みがきをすることが習慣づけるための早道です。

  • 歯ブラシは大きいものを使っていませんか?
  • 磨く強さはどうですか?
  • 上唇と歯ぐきをつないでいる筋(上唇小帯)を歯ブラシで引っかけていませんか?

これらの中に心当たりはないでしょうか。
詳しくは「予防歯科」を参考にして下さい。


むし歯はどうやったら防げるの?
  • 規則正しい食生活
    だらだら喰いはだめです
  • 正しいブラッシング
    磨いてるつもりになっていませんか「予防歯科」を参考にしてください。
  • フッ素利用
    乳歯、生えたばかりの永久歯には効果的です。
  • 歯科医院での定期診査
    早期発見が大切です。

これらをきちんと守ればむし歯にはなりません。でも難しいですよね。歯科医院できちんとした指導を受けましょう。


母乳で育てています。麻酔や薬の服用をした場合、授乳をしても良いでしょうか

基本的には大丈夫です。
薬の種類によっては、飲み方に指示がでる場合がありますので、歯科医の先生に相談してください。


哺乳瓶虫歯とはなんでしょうか?

砂糖をふくむ飲み物を、哺乳瓶に入れて乳児に与える習慣によって生じる虫歯の事を「哺乳瓶虫歯」といいます。
寝る時に飲ませると、虫歯が重傷になります。前歯が何本も同時に虫歯になりますので、注意が必要です。


甘い物と育児のおつきあいは?

赤ちゃんは生まれながらにして、甘い物が大好きです。
好まれる砂糖の濃度範囲は広く、お母さんのおっぱいは7%の乳糖が入っています。
飴は90%近い砂糖が含まれています。
このように、気を付けないと、どんどん濃い甘さを好きになってしまいます。
 
この傾向は、いろいろな味の体験が少ない子供で起きやすいので、注意が必要です。
天然の甘さの上限は15~16%と言われています。
虫歯になりにくい甘味料がありますが、これを使用しても濃い甘さに慣れさせてしまうと、自然に砂糖の食べすぎを起こします。
なるべく天然の甘さを利用したおやつを工夫しましょう。
焼き芋や焼きりんご、フルーツヨーグルト、など。。。


甘い物を食べると、必ず虫歯になるのですか?

甘い物を食べても、必ず虫歯になるわけではありません。
ポイントは糖分のお口の中での滞在時間と、食べる頻度でしょう。
砂糖や炭水化物が口に入ると、お口の中の細菌がそれらを食べて酸をつくります。
すると、お口のなかは酸性に傾きます。
この酸が歯のミネラルを溶かして、虫歯になります。
しかし、すぐに歯に穴があいたり、しみたりはしません。
唾液がお口の酸性を中性に戻し、溶けだしたミネラルをもとに戻してくれます。
これを再石灰化といいます。時間的には約2時間といわれています。
甘い物をダラダラと食べ続けると、虫歯菌は活躍して酸性の状態が長くなり、歯が溶けても再石灰化が起こらないため、虫歯になります。
決められた時間に食べて、口に糖分のない時間を長くすれば、虫歯になりかかっても、再石灰化のおかげで防ぐことができます。
なので、虫歯は糖分、虫歯菌、時間の3つに加えて、唾液の量や質が関係してきます。
詳しくは虫歯になりにくいおやつをご覧ください。


歯の質は遺伝しますか?

個人の歯の質を検査する方法は、今の段階ではないのですが、おそらくあると思われます。


子供にはどんな歯磨きの方法を教えればよいでしょうか?

子供には操作性のやさしい方法が良いでしょう。
水平法(横磨き法)がおすすめです。
歯ブラシの毛先を歯に90度にあてて、水平に往復運動をさせます。
小刻みに動かすように教えてください。


最初はどんな歯ブラシが良いでしょうか?

ブラシの部分が小さく、毛の硬さがふつう~かための歯ブラシを選びましょう。毛先が広がったら交換してください。
また、よく毛先を乾かすなど清潔にしましょう。


奥歯の歯と歯の間は虫歯になりやすいといわれましたが?

隣接面う蝕(リンセツメンウショクと読みます。)"隣接"という字から想像がつくかもしれませんが、歯と歯の間の虫歯のことです。3歳を過ぎたあたりから気をつけなければならない虫歯です。
家で保護者の方が見て見つかる時は歯に穴があいて気付く時がほとんどです。

「急に穴があいたので連れて来ました」と言われることがよくありますが、穴があくまでには虫歯になり始めてから数ヶ月間かかります。
虫歯が進行すると、穴はあいていなくても歯の色の変化でその存在がわかる場合もあります。治療の必要はあるが、穴も色の変化もない虫歯を見つけるために役立つのがX線写真です。見た目はきれいで「念のため撮ってみましょう」と思ったところが、上下左右の奥歯の隣接面に虫歯が見つかることも少なくありません。

[ X線写真]丸で囲んだ部分が虫歯です。

お口の中で見ると間が一部少し白っぽくなっていますが、ほとんどわかりません。

削ってみると茶色い虫歯が広範囲に広がっています。

  • 当院では4ヶ月毎の検診をおすすめしていますが、隣接面のX線写真は検診2回に1回撮っています。
  • 学校検診で1本虫歯が見つかり、受診してX線写真を撮ったら、上下左右奥歯の間の虫歯が合計8本見つかったというケースも少なくありません。
  • 5歳以上でまだX線写真を撮ったことがない人、前に撮ってから1年以上経っている人は、検診に加えてX線写真での虫歯チェックをおすすめします。

生えたばかりの歯なのにすぐに茶色い虫歯になることもあるんですか?

エナメル質形成不全と言います。卒乳が遅れたり、哺乳ビンでイオン飲料を飲ませ続けたりすると、右の写真のように生えたばかりの上の前歯が虫歯になることがあります。
前述のようなこともなく、ブラッシングも頑張ってきたのに歯が茶色くなっているのに気付いた場合は、虫歯ではなく「エナメル質形成不全」の場合があります。乳歯でも永久歯でも、前歯でも奥歯でも、歯の表面にはどこにでも現れる可能性があります。
程度も様々で色だけ茶色くなっている場合もありますし、表面が凸凹している場合もあり、その凸凹具合も様々です。歯質は健全なエナメル質に比べると弱く虫歯になりやすいです。凸凹が大きいと虫歯になるリスクはさらに高くなります。

形成不全の程度によりますが、虫歯にしないポイントは

  • 形成不全の有無、あるとしたら場所はどこかを知っておく(例えば、左上の奥歯のほっぺた側、右下の奥歯の咬む面の一部など) 知っているのと知らないのでは大違いです!
  • 形成不全部のブラッシングはより丁寧に!
  • フッ素を利用して歯質を強化する

もちろん定期的なチェックは欠かせません。
形成不全はエナメル質が十分な強さを持たないまま生えてきたものです。適切な手入れをすれば、お口の中でだんだん表面が強くなってきます。

生えてきてから1~2年が非常に大事です。形成不全は6才臼歯でよく出現します。「あ、奥から生えてきた」と気付いたら形成不全がないかどうか見てあげて下さいね。「早期発見と対策」が重要です。

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