誘導組織再生療法とは

誘導組織再生療法とは?

歯周組織は、歯肉・歯根膜・歯槽骨・セメント質の4つから構成されています。

歯を抜いた場合や外科的に歯周組織にダメージを与えた場合、4つの歯周組織のうち歯肉が一番早く再生し、スペースを余分に占領してしまいます。
 
また、他の3つの組織もそれぞれ治癒能力に差があります。そのため、治癒後の状態は元々の状態・形態と異なります。簡単に言うと、歯を抜いただけだと、治癒後、陥没した状態になります。

図解

4つの歯周組織のそれぞれの治癒能力・スピードをコントロールして、必要な組織を創り上げる方法が、誘導組織再生療法です。それには、骨補填材を用いる方法と遮断膜を用いる方法があります。どちらも手術費用として、8万円(税別)かかります。

誘導組織再生の原理

誘導組織再生の原理1 誘導組織再生の原理2
誘導組織再生の原理3 誘導組織再生の原理4

1982年、歯科先進国スウェーデンのイエテボリ大学のニーマン博士らが生み出した誘導組織再生法で、「歯肉上皮は歯根表面に向かって増殖していくのですが、それをいったん抑えれば他の組織も再生するのでは、とニーマン博士は考え、そして、やってみたら予想通り、正常な歯周組織と同じように、修復、維持されていました。

骨補填材を用いる方法

(骨のできる場所を確保しておく方法・3~4年で自分の骨に置き換わる)
材料代 3万円(税別)

※手術例につき血液が混じる画像です。画像に触れると実写をご覧になれます。

遮断膜を用いる方法

(骨補填材の上をさらにカバーする方法)
材料代 3万円(税別)

※手術例につき血液が混じる画像です。画像に触れると実写をご覧になれます。

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日本歯周病学会認定 歯周病専門医/歯周病治療/歯石取り/大阪市/梅田