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| 通常、私たちの上下の歯が接触する時間は意外と短く、食事の時間も入れても1日に計15〜20分間と言われています。私たちは意識していませんが、ほとんどの時間は上と下の歯の間には「安静位空隙」と呼ばれる1〜3o程度のすき間ができています。 |
しかし、近年は精神的ストレスにさらされる方が増え、顎の筋肉の過緊張よって何十分間も連続して強くかみしめる習癖をもった患者さんが増えています。この習慣を「クレンチング」といいます。
その患者さんたちは、歯が揺れだす・歯が浮いてかめない・冷たい水にしみる(知覚過敏)・口の開閉時に顎の関節付近に痛みを感じたり「コキン」という音がしたりする・肩こりがするなどの症状を訴えます。検査してみると、必ずしも虫歯や歯周病にかかっているとは限りません。
ただ、歯周病にすでにかかっている患者さんがクレンチングを始めてしまうと、歯周病を急速に悪化させ、歯を支える組織に重大なダメージを与えることがあり、注意が必要です。歯をずらさずにじっとかみしめるのがクレンチングですが、歯ぎしりでも同じことが言えます。 無意識のうちに始めてしまうクレンチングを自覚することは難しいと思いますが、パソコンに集中していたり、机に向かって急ぎの仕事をしていたりする時など、ちょっと手を休め、クレンチングをしているかどうか確かめてみてください。 |
クレンチングをしていることに気付いたら、20〜30秒間ほど上を見上げて背筋を伸ばし、深呼吸すると、いくらかでもストレスが和らぎ、かみしめていた筋肉の緊張が緩むはずです。普段から上下の歯が接触しない状態を保つように心掛けるべきでしょう。 習慣化しても痛みなど自覚症状が現れていないこともあります。「クレンチングの疑いがある」と歯科医に言われ、初めてその習癖に気付くことさえあるのです。歯を長持ちさせるためにも定期健診で対処法の指導を受け、早めに解決していただきたいと思います。 |
| 上下歯牙接触癖 Teeth Contacting Habit= TCH |
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リラックスした状態で唇が閉じている時でも、上下の歯は物をかむ時以外、安静位空隙と言って1〜3oすき間があるのが正常な状態です。それが仕事に熱中している時、緊張している時、悔しい時などの場合「気が付くと上の歯と下の歯がくっついていた」状態になります。
弱い力ですが、これも広い意味のかみしめ・食いしばりと言えます。長い時間、歯と歯が接触していると顎の周りの筋肉が緊張状態になり、身体全体も緊張してしまいます。このように、かみしめを続けると自律神経の交感神経の緊張が続き、以下のような症状が現れる場合があります。 |
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頭が痛い 頭が重い 目が疲れる 目が見えにくい 肩が凝る |
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首が痛い 首が凝る 胸がつまる 背中が痛い 腰が痛い |
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腰が重い 手足が冷える 手足がしびれる 歯がしみる |
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虫歯はないのに歯が痛い 口内炎ができる 唾液が出にくい |
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口臭 喉がつまる 耳が聞こえにくい めまい お腹の調子が悪い |
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生理痛 イライラする 風邪をひきやすい 眠れない |
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朝起きられないなどの自律神経失調症 |
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元気がない 気分が落ち込む 落ち着かない… |
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| まず、かみしめ・食いしばりが口の中や全身に悪影響を及ぼしていることを認識し「かみしめない!」と意識することです。 |
昔は口元を引き締め、奥歯でしっかりかみしめる、あるいは硬い食べ物を何回も咬んだほうが顎が強くなると言われていたこともありましたが、そのような固定観念がある人は注意が必要です。
必要以上に強い力を出すことが「癖」になっているかもしれないからです。 |
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日中には以下のようなことに注意してください。 |
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舌は上顎に付け唇は閉じて、上下の歯は合わせない |
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かみ合わせていることに気づいたら、すぐに歯を離す |
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唇や頬、あごなど口の周りの力を抜 |
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緊張時、集中時には姿勢をよくし、肩の力を抜いて深呼吸する |
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ストレスをためない |
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重い物を運んだり、激しい運動をするときには特にかみしめを注意する |
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